>『☆矢 EPISODE. G』
>>2巻感想
*敵の正体と目的が明らかに!(でも感想は獅子中心…) 黄金聖闘士以外立入禁止である黄金結合(クリューソスシュナゲイン)の場に入り込んでしまったリトスちゃんを助けるため、精神年齢が同程度の蟹座デスマスクを相手に一芝居うつアイオリア。(蟹さんは、みすみすその計略に乗せられてしまった訳です。一矢は報いておりましたけど…『チュv』とな。)まんまと侵入者を討つ任務を仰せつかります。 ところで、この時の教皇は黒サガに思えましたが、どうでしょ?5話「集ウ者」でシャカと会話している時は白サガに見えたのですよ。その後、左目が出た時点では黒くなっていましたが…。
出撃した獅子は早速、侵入して来たティターン神族の一柱ヒュペリオンに殺されそうになった少年を救い出します。そのシーンと、1巻最後でリトスちゃんを助けた姿が「アテナを抱くアイオロス」の姿を彷佛させ、シュラ状態となっておりました。「やっぱりこの兄弟は姿だけでなく中身も似てるんだな〜」「これが黄金聖闘士本来の姿だよな〜」って思えて。 そこから先は、手に汗握る(あはは)バトル!の連続。電車の中で足を踏まれたら、悶絶しそうなハイヒール履いて戦う神様を相手に、聖闘士の最高位である黄金聖闘士も苦戦を強いられます。本来なら余裕!で勝つ黄金しか知らないので「ひゃぁ〜」という気分で読んでおりました。(ハーデス編の対ラダマンテス戦?アニメのあれは、ヘッドギアしてなかったから脳震盪を起こして朦朧としてたんですヨ) しかし、そこは「腐っても黄金聖闘士」(笑)。ちゃんと頭を働かせて相手の隙を誘い「超至近距離雷光電撃」2発でヒュペリオンのまとう楚真(ソーマ)の一部破壊に成功します。いやあ、このシーンにはゾクゾクきましたよぉ! ここに至る展開は「よくあるパターン」なのは分かっているのですが、リトスちゃんと少年を守るために『逃げねぇ!!!』と小宇宙を燃やす姿は、前にも書いた「聖闘士本来の姿」を感じさせ、胸一杯でございました。そして『左腕に宿る獅子の牙は折れた ー でもなオレにはまだ牙が在る』には拍手喝采!ぶらぼーぶらぼー!!中途半端に聖衣を脱ぎ捨てた、みっともない(禁句)姿でも、かっこ良かったよアイちゃん!
神様を一時撤退させ、満身創痍の獅子にお礼を言おうと近付くリトスちゃんに対し『オレ…勝てたよ』。ううう、成長したねアイオリア。なまじ実力があるので一人で突っ張って、何でも解決してきたのでしょう。でもね、人を想う気持ちが、逆に人の想いが、自分を更に強くすることに気がついて、あの台詞が口をついたのだったら嬉しいなぁ。あと、出撃する時の『ー 殺してくる』という台詞、獅子には言って欲しくない言葉だったのですが『ー オレの牙は人を殺す為じゃなく人を守る為にあるんだ ー』を読んで、すっかり昇華されました。
こうやって強くなっていったんだねぇ〜しみじみ。なんとまあ、この上ない爽やかな読後感。それなのに私ときたら、気を失い倒れ込むアイオリアを「中学生なのに色っぺ!」と感じたり、ジャミール行で聖衣箱入バックパック担ぐ獅子を見て心底「荷物になりてー」と思ったり。(その姿は巨蟹宮で慟哭3人組にまとわりつく亡者の如く…) スイマセン、獅子牛漫才にも大笑いしました…。あ、ムウさまの館前、亡者一掃後の台詞も黄金聖闘士らしくて良かったです〜♪ま、こんな調子で、1〜3巻発行済み時点で一番好きな2巻なのです。
今回の「最強!」:獅子座聖衣のマント。あれだけのバトルをくぐり抜けて、破れひとつ見られません。
writed by 真紀瑠唯(一部夢違との会話の内容を含みます) [040719 050529一部加筆]
拍手頂けると嬉しいです お返事はGuest bookにて!
This website is written in Japanese(Shift_JIS). Presented by てるてる教団 当サイトに掲載されている文章・イラスト・写真等の転載はご遠慮下さい。
|
|